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第13回 アーツ千代田3331 統括ディレクター 中村 政人さん

2010年6月26日にグランドオープンを迎えるアーツ千代田3331。
「千代田区の文化芸術の拠点」「アートセンター」といわれていますが、そんな重い?イメージではなく開放的な空間のなかにアートというテイストが感じられる多様な人々の交流空間です。

グランドオープンを前にアーツ千代田3331、統括ディレクターの中村政人さんに伺いました。


中村さんと千代田区との関わり始めはどんなでしたか?

秋田の大舘からでてきて高2の頃から御茶ノ水美術専門学校の講習会に通ってました。
そういう意味では、一番最初の東京は御茶ノ水。
うぶな中村政人さんはビックリしましたよ。(笑)
芸大に入ってからも飲みにきたりとか千代田区界隈とのかかわりはありましたね。
その後縁あって1999年から「秋葉原TV」というプロジェクトを手掛けることになりました。

秋葉原TVは電気街をビデオアートがジャックする!という感じで
かなりセンセーショナルだったのですがこれを始めてみようとしたきっかけは?

アーティストは自分以外のものに興味がないと表現できません。
他者との関係性をどうイメージして、どのように解釈していくか。
まちでいえばまちの魅力・エネルギーにぼくらが触発されて
その地の文化的コードを読み取り、解釈し表現していく。

あの時代、秋葉原という場所でまちのコードを読み取ることが、楽しく刺激的だった。
単にカオティックなまちというだけではない秋葉原の文化的コードを解釈し表現する。
そんなことから始まったプロジェクトだったと思います。

そういう意味で言うと6月26日にグランドオープンするこのアーツ千代田3331は、
芸大もある文化の拠点「上野」、サブカルチャーの「秋葉原」の中間に位置し、
銀座線という軸で渋谷、神田、銀座、浅草という魅力とエネルギーがあるまちに繋がっている。
なんかすごく絶妙な位置にありますね。

そうか。銀座線の軸というのはアリですね。
このアーツ千代田3331は、アートが複数系になっているように、
いろいろなこととアートとの関わりをイメージしています。
純粋芸術やデザイン、アキバ的なものそのものを発信しようというだけの場所ではありません。
地域としての文化性を高めるようなプロジェクトを創造・発信する。
そういう意味で、神田・渋谷・銀座・浅草といった「銀座線の軸」というのは面白い。


アーツ千代田3331と地元外神田との関係はいかがでしょう?

地域の方々の「旧練成中学校を文化施設にしよう」
そんな想いの上に乗っかっている施設です。
地元神田五軒町の町会の方、卒業生の人たちの地域の学校・母校という記憶がある。
そこから始めるのはまっさらな新品の建物から始まるよりよほど面白い。
その記憶や想いに触発されることも多いですね。

創造性は勝手に生まれてくるのではない。
街と自分との代謝の中で創造性が生まれてくる。
人間の創造性と街の創造性を繋げること。それを繋ぐのがこの3331。

まあ、地域とのマナーとかしきたりとかは、まだまだぼくらは未熟ですが、
心意気とかは共有しているつもりです。
時間をかけてぼくの息子の世代ぐらいで馴染んでいく、そんな気持ちでいます。

地域との関係でいえばアキバ的なプロジェクトの扱いが難しいですね。

もちろん、いわゆるアキバ的な企画も持ち込まれています。
それ自体はうれしいことです。
ただ、アキバがそのまま広がってしまうというのは地域にとってどうなのか。
3331がアキバ系を文化的にソートするということがあってもいいと思っています。
文化的な気配が漂うことによって地域の安全・安心の雰囲気も高まる。
そんなことにも貢献していきたいですね。

文化とかアートとかを切り口に交流の場になることも期待しているのですが。

もちろん、そういう場を目指しています。
プレオープンしてから、スタートは悪くない。
ここに来た人、みんなこの解放感、気配を喜んでもらっている。
グランドオープンに向けて、建築、デザイン、空間構成を練りにねってきました。
交流しましょうといって交流が生まれるのではありません。気配が大事。
その気配をつくるのがぼくらの仕事。


グランドオープンするとカフェもできます。
すごくいいですよ。ビックリしますよ。
フードラボとして厨房を貸し出しできるようにします。
料理や食に関するイベントもしやすくなる。
地方の食材を軸に地域連携のプロジェクトもしやすくなります。
屋上野菜のプロジェクトも始めます土から、苗からオーガニックで。

それから、多分東京で一番素敵な喫煙室をつくります。
千代田区では冒険だけれど、そんなところにもチャレンジします。

ラウンジには全国の展覧会情報を集めて発信します。
地方のちょっとしたアートイベント情報なんかここにきたら集まる。そんな場所にします。

3331のオフィススペースにはメディア系で発信力もある人も入っていますね。
3331のメディア的な機能はどうでしょうか。

7ちゃん(なないろチャンネル)というプロジェクトを立ち上げています。
学生によるメディアセンターです。
学校という垣根を越えてユーストリームを中心に情報を発信しコンテンツも創っている。
今後、この3331の中にこうした場所も造っていきたい。
それから、3331を起点にここに来ないとわからない、
秋葉原から谷根千駄木、馬喰町くらいのエリア感のマップを作成したい。
地方にむけて、紙媒体の影響力もけっこうあるんです。
インターンやボランティアといっしょに取材する。そんなイメージです。

千代田区観光協会として「区境」にこそ観光資源、地域の魅力が凝縮されていると思っています。ぜひ、連携してプロジェクトを考えましょう。

アーツ千代田3331の前には
芝生がまぶしい練成公園。

公園には神田五軒町町会のみなさんが
育てているバラが美しく、
香り豊かに咲いていました。 2010.6.4

アーツ千代田3331
公式ウェブサイトはバナーをクリック

  

3331 Arts Chiyoda
グランドオープン記念展
『3331 Presents TOKYO:part1』

2010年6月26日(土)~7月25日(日)
一般800円、高校・大学生500円


3331 Arts Chiyoda グランドオープン記念展 
『3331 Presents TOKYO:part1』
招待券プレゼント(2枚一組を10名様・先着順)

 申込方法 住所・氏名・年齢・性別・職業を記載してメールで応募先まで
 応募先   千代田区観光協会 e-mail; info@kanko-chiyoda.jp
 問合せ   千代田区観光協会 03-3292-5530

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